防災性、レジリエンス性の向上改修工事
防災性、レジリエンス性の向上改修工事ついては、必ず「防災性、レジリエンス性の向上改修工事の内容」をご確認ください。
補助金を受けるための要件
本事業の要件に適合する必要があります。
本事業の要件については、「補助金を受けるための要件」をご確認ください。
本事業の要件については、「補助金を受けるための要件」をご確認ください。
補助対象となる工事
防災性、レジリエンス性の向上改修工事は、以下の分野に該当する工事を対象とします。
<防災性の向上改修工事>
記号 | 分野 | 具体的な工事内容 | 補助の要件 |
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a 地震災害への備え | 建物の揺れや損傷を軽減するための工事 | ・制振装置の設置工事 ・内装・下地の補強工事 (外壁側から施工、内壁側から施工) |
・耐震性が向上し、改修後に基準を満たすこと |
瓦の交換工事 | ・瓦等の設置工事、下地の補強工事 | ・瓦等の取り付け方法がガイドライン工法によること | |
避難動線確保工事 | ・玄関ドアの耐震ドア交換工事 | ・地震により変形しにくい耐震ドア(ドア枠の変形1/120までドアの開閉が可能なもの) | |
家具の転倒防止(下地処理)工事 | ・家具固定用の長押設置、構造用合板等の下地補強工事 | ・家具の転倒防止措置を講じることができる、付け長押等(家具固定用金物等は補助対象外) | |
地震による設備配管の損傷を軽減するための工事 | ・給水給湯・排水・ガス配管の交換工事 | ・フレキシブル配管を用いること | |
b 台風(風災害)への備え | 瓦の交換工事 | ・瓦等の設置工事、下地の補強工事 | ・瓦等の取り付け方法がガイドライン工法によること |
開口部(窓)の強風対策工事 | ・雨戸、シャッター等の設置・交換工事 | ・一定以上(JIS A4706に定めるS-2以上)の耐風圧性能を有すること | |
・開口部(ガラス又はサッシ)の交換工事 | ・開口部のガラスが、合わせガラス(中間膜30mil以上)であること | ||
c 水害への備え | 大雨による浸水対策工事 | ・宅地内への下水の逆流低減用設備の設置工事 | ・逆流防止弁等を宅地内の汚水枡に設置する等、下水の逆流を低減するための設備 |
・雨樋の交換工事 | ・高排水性能を有した雨樋に交換する工事 ・共同住宅の場合、一棟申請に限る |
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・床下換気口への止水板等の設置工事 | ・床下浸水を防止する工事 (住宅時固定されず容易に取り外すことができるものは対象外) |
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・玄関ドア、サッシの交換工事 | ・玄関ドア:JIS A4706 W-2以上の水密性能 ・サッシ:JIS A4706 W-4以上の水密性能 |
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・建築物への浸水防止用設備(止水板等)の設置工事 | ・JIS A4716 Ws-3と同等以上の浸水防止性能 | ||
・電気設備の浸水対策工事 | ・浸水リスクの低い場所への電気室の移設、電気室入口への止水板、防水扉はJIS A4716 Ws-3と同等以上の浸水防止性能 | ||
d 火災への備え | 外壁開口部の防火性能向上 | ・サッシの交換工事 | ・既存サッシを防火設備に交換する工事 (防火地域、準防火地域にある建築物は補助対象外) |
火災対策工事 | ・感震ブレーカー付き分電盤の設置 | ・感震機能、避難安全性等確保機能が搭載された分電盤に交換する工事 | |
・トラッキングコンセントの設置 | ・トラッキング検出機能が搭載されたコンセントに交換する工事 |
※サッシの交換で採用するガラス交換、カバー工法、既存サッシ交換にあたっては、省エネルギー対策の評価基準にある「開口部の一定の断熱措置」に定める熱貫流率、日射熱取得率のものとすること。
〈具体的なリフォーム工事の例〉
<レジリエンス性の向上改修工事>
記号 | 分野 | 具体的な工事内容 | 補助の要件 |
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e 電力の確保 | 災害時の電力の確保の為の工事 | ・2VH(電気自動車からの給電)、パワーコンディショナの設置工事 | ・パワーコンディショナの設置工事 ・住戸全体で電気を使用することが可能であること |
・自家発電設備設置工事 | ・自家発電設備設置工事に伴う配線工事も補助対象 | ||
・家庭用コージェネレーション設備の設置工事 | ・停電時発電継続機能が搭載されていること※ | ||
f 水の確保 | 災害時の飲料水、生活水確保のための工事 | ・貯水タンクの設置工事 | ・固定式貯水タンクで、タンク内の水が飲料水 として使用可能であること |
開口部(窓)の強風対策工事 | ・貯水タンクを有する給湯器の設置工事 | ・JIS C9220に基づく年間給湯保温効率又は年間給湯効率が3.0以上(電気ヒートポンプ式給湯器の場合) ・タンク容量が150リットル以上 ・非常用水として貯水タンク内の水を取り出すことができること |
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・雨水利用タンクの設置工事 | ・固定式雨水利用タンクで容量100リットル以上(ワイヤーでの固定は不可) ・雨水タンクの設置に必要な雨樋の交換工事も対象 |
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g 防災備蓄のためのスペース確保 | 防災用品置き場スペース確保のための工事 | ・防災用品置場スペースの設置工事 | ・改修前に防災倉庫等がないこと ・合計0.1㎡/戸以上の有効面積があること |
※但し、リフォーム前の同設備に発電継続機能が搭載されている場合、同設備自体は補助対象外です。停電時に用いる自立切替装置を外付可だが設置されていない場合、自立切替装置及び切替に伴う配線工事は対象、家庭用コージェネレーション設備自体は補助対象外です。なお、家庭用コージェネレーション設備を補助対象とする場合、リフォーム前後の現地写真で同設備の型番、カタログで機能を確認できることが必要です。
〈具体的なリフォーム工事の例〉
補助対象とする防災性、レジリエンス性の向上改修工事の補助額について
補助金交付申請等マニュアル「レジリエンス性の向上改修工事の内容」をご確認ください。
防災性、レジリエンス性の向上改修工事の補助対象工事費の上限額について
補助金交付申請等マニュアル「レジリエンス性の向上改修工事の内容、「別表-4」レジリエンス性の向上改修工事の内容」をご確認ください。
防災性、レジリエンス性の向上改修工事の補助対象工事のよくある質問と回答について
概要説明資料(分割版)防災性、レジリエンス性の向上改修工事をご確認ください。